名もない小児科医のつぶやき

名もない小児科医がひとり言をつぶやきます。

熱がでちゃいました! 💦💦

・今、お子さんが熱発しました。

・どうしましょ、どうしましょ💦💦

・少し元気がないわ、病院行こうかしら...

 

・解熱剤がないわ、抗生物質ももらわなきゃ💦💦

・さらに元気がなくなってきた。

・しまった、夜になってしまったわ💦。救急に行こうかしら???

 

・とまぁ、色々な心配事が頭を駆け巡り

・相談する相手がいなければ、さらに不安がつのり

・夜であれば、なおさら寝付くこともできないでしょう。

 

・では、どうして熱がでるのでしょう。

・熱の原因は大まかに3つです。感染症膠原病、腫瘍です。

・しかし、大部分は感染症によって熱がでます。

 

・では、発熱とは何℃からいうのでしょう。

・平熱:37.5℃未満。微熱:37.5~37.9℃。

    発熱:38.0~38.9℃。高熱:39.0℃以上

 と言った体温が目安となります。

・そうです、38℃以上から発熱と考えるわけです。

 

・それでは発熱を認めたからと言って、すぐに病院を受診しないと

 いけないのでしょうか?

・その答えは、NO です。

・そもそも熱とは、生体防御反応と言われています。

 つまり、ある微生物が体内に入った場合に起こる反応です。

 要は、体の中にはいった変なものと戦っているよ、ってサインです。

 

・なので、すぐに病院へ行くのではなく、まずお子さんがいつもと比較して

 元気か元気でないかを見極める必要があります。

・元気でなければ、病院受診をお勧めします。

・元気があっても、熱が心配であれば病院受診を勧めます。

 

まとめ:

・発熱は、38℃以上を指します。

・元気がなかったり、心配な場合は小児科へ受診してください。

 

発熱は、親御さんが一番心配する症状の一つです。

不安な気持ちでいっぱいとなるこでしょう。

しかし、焦るのではなく、少しでいいので落ち着きながら、

お子さんを十分観察し、小児科や救急を受診するタイミングをみてはどうでしょうか。