名もない小児科医のつぶやき

名もない小児科医がひとり言をつぶやきます。

そもそも熱って何℃から??

寒くなりました。冬ですね。

風邪をひきやすい季節です。

咳や鼻水だけならいいのですが、

熱まで出たら、さぁ大変💦

 

そういえば、発熱って何℃からいうのだろう?

と疑問に思ったことはありませんか?

今日は、発熱に関する3つのことを

書きたいと思います。

 

まず、1つ目です。

発熱とは何℃からという問いです!

まず始めに、37.5℃未満は平熱である

事を覚えておくととてもいいと思います。

これを踏まえて、

 

1. 37.5℃~37.9℃ は微熱

2. 38℃以上 から発熱

3. 39℃以上 は高熱

という具合になっています。

そうなんです、一般的に

小児科のお医者さんは、38℃以上を発熱としてとらえ

何らかのウイルス感染や細菌感染を疑うということです。

 

2つ目ですが、

熱が上がったり下がったりした場合の考え方です。

夜に熱があったのに朝下がったため

保育園に行ったら、熱が上がって

保育園から連絡がきた💦

という経験はございませんか?

そうなんです、熱が一旦下がった様にみえただけなんです。

これが一番母を悩ませます。

そういう場合は、1日の中で38℃以上あれば、

その後下がったとしても

その日は熱があったと判断するといいと思います。

 

発熱に関する3つ目です。最後になります。

そもそも、熱が下がるということはどういう時でしょう?

それは、

37.5℃未満の熱が、24時間以上経過した場合です。

すなわち、1個の病気が終息に向かっているというサインです。

平熱が1日以上経過して初めて、解熱したといえるのです。

 

今日の事は、お母さん方が考えていた事と少々違ったかもしれません。

我々小児科医は上記の様に発熱のことを考えています。

 

子どもは夕方から夜にかけて熱が上がります。

熱が上がるということは、体を休めてねって

サインでもあります。

できる事なら学校や園を休んで

解熱を確認してから登校&登園してみてはいかがでしょうか?

 

仕事があってなかなか子どもの面倒がみれないこの世の中!

少しでもお母さん方の役に立てるよう

いち小児科医として頑張ります!

お子さんの熱が早く下がります様に!